今月の臨床 エキスパートに聞く 耐性菌と院内感染―産婦人科医に必要な基礎知識
耐性菌各論―診断法と制御・治療戦略
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
小林 康祐
1
1国保旭中央病院産婦人科
pp.729-733
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210460
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●近年,市中感染型MRSA(CA-MRSA)が増加傾向にある.
●産婦人科におけるMRSA感染症は,妊娠期に発症する場合もあるが非常に稀であり,産褥期に発症することが多い.
●MRSA感染症に対しての第一選択薬は,現時点でもVCMであると考えられるが,抗MRSA薬の選択に関しては各施設でのMRSAの感受性をもとに使用を検討することになる.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.