今月の臨床 妊娠・分娩時の薬物治療―最新の使い方は? 留意点は?
切迫早産の治療薬―塩酸リトドリンと硫酸マグネシウムの使い分けと併用時の注意点
大口 昭英
1
1自治医科大学産科婦人科学講座
pp.245-250
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210256
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●塩酸リトドリン(内服・点滴)は,妊娠16〜36週の切迫流産・切迫早産に使用できる.
●硫酸マグネシウム(点滴)は,副作用などにより塩酸リトドリンの投与が制限される場合,または塩酸リトドリンで収縮が抑制されない場合に使用できる.
●塩酸リトドリン(点滴)と硫酸マグネシウムとを併用すると,新生児の高カリウム血症の発症率が増加する.
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