今月の臨床 早産の予知・予防の新たな展開
早産の予防
1.塩酸リトドリンと硫酸マグネシウムの安全性
小谷 友美
1
1名古屋大学医学部産婦人科
pp.301-306
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208235
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●高次施設で副作用についても厳重に管理したほうがよい投与法は以下である.
・塩酸リトドリンおよび硫酸マグネシウムを併用する場合
・塩酸リトドリンおよび硫酸マグネシウムを長期に投与する必要がある場合
●副作用発現について慎重にモニタリングする(定期的採血,呼吸,脈拍など理学的所見のチェックなど).
●長期投与をするときには,副作用のリスクが妊娠継続による児の予後向上寄与を下回るかどうかを検討しながら方針決定する.
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