明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 子宮
Ⅰ.体部頸部
子宮収縮の臨床
リトドリンと早産の防止
広井 正彦
1
,
千村 哲朗
1
,
井上 公俊
1
Masahiko Hiroi
1
1山形大学医学部産科婦人科学教室
pp.439-442
発行日 1984年5月10日
Published Date 1984/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207001
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早期産の防止は,未熟児発生の防止,周産期死亡の低下という点において,周産期医療における重要な課題のひとつであるが,単に数字だけの改善ではなく,ヒューマンバイオロジーの視点からすれば,intact survivalの上昇が最も望まれることである。
切迫早産の原因は,胎児・胎盤系の異常,全身性疾患,子宮奇形など多くの因子があり,それに対する治療が重要であるが,原因不明のものも多く,結果として起こる子宮収縮を抑制しなければならない。
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