合併増大号 今月の臨床 周産期超音波検査バイブル―エキスパートに学ぶ技術と知識のエッセンス
胎児疾患編
胎児脊椎管閉鎖障害
長瀬 寛美
1
1神奈川県立こども医療センター産婦人科
pp.120-127
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209902
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●無頭蓋症は妊娠11週頃より診断可能である.BPD断面が描出できない場合は無頭蓋症を疑う.合併奇形や羊膜索の検索も行う.
●脳瘤をみつけたら,腎臓,多指,眼球,羊水過少の有無など他の合併奇形をチェックする.
●脊髄髄膜瘤の診断のきっかけはキアリ奇形から.特に脳室拡大とバナナサインから見つかることが多い.大槽の評価を妊娠中期にルーチンで行うことを勧める.
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