合併増大号 今月の臨床 周産期超音波検査バイブル―エキスパートに学ぶ技術と知識のエッセンス
胎児疾患編
胎児顔面・頸部疾患
落合 大吾
1
,
秋葉 洋平
2
,
田中 守
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科
2さいたま市立病院産婦人科
pp.128-133
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209903
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●スクリーニングにおける顔面・頸部の観察項目は,「両側眼窩が存在」「正中での横顔の形態確認」「口が存在」「上口唇が正常」「頸部腫瘤がない」の5項目である.
●口蓋裂を胎内診断する方法には,カラー(パワー)ドプラ法やSROP view法などがある.
●下顎・頸部疾患は気道閉塞をきたしうる.EXITなどの分娩計画立案には,腫瘤の部位,大きさ,質的診断,気道通過性,羊水過多の有無などを参考にする.
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