今月の臨床 胎児治療—どこまで可能か
疾患と治療
17.消化管閉鎖
水田 祥代
1
Sachiyo Suita
1
1九州大学医学部小児外科学教室
pp.315-317
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900779
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消化管閉鎖症の出生前診断率は高いが,その治療は胎内での根治術よりも,胎児が成熟するまで一時的な処置によって満期まで胎内にとどめ,胎内監視を行いながら関連各科の学際協力によって,出生後に手術が行われているのが現状である1〜4)。
本稿では,自験例を中心にこれら消化管閉鎖の胎内治療の現状と将来の展望を述べる。
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