今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療
先天性心疾患
動脈管開存症に対するカテーテル閉鎖術
中西 敏雄
1
1東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児科
pp.1398-1401
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909360
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ポイント
●近年,動脈管開存症に対するカテーテル治療の方法が発展してきた.
●デタッチャブルコイルを用いると,径3mm以下の動脈管は残存短絡なく安全に閉鎖できる.
●3mmより大きい動脈管でも,5mmまでなら複数のコイルで閉鎖できる可能性がある.
●3〜6mmの動脈管はRashkind閉鎖栓で閉鎖できる可能性があるが,現在はまだ使用認可待ちである.
●3mmより大きい動脈管の場合,手術の必要性が高くなってくる.
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