今月の臨床 卵巣刺激・排卵誘発のすべて―どんな症例に,どのように行うのか
無排卵・機能性不妊に対する卵巣刺激
Kaufmann療法
岸 裕司
1,2
1東京慈恵会医科大学産婦人科学講座
2群馬大学医学部附属病院周産母子センター
pp.631-636
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209761
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●挙児希望のある早発卵巣不全(POF/POI)症例の治療にあたっては,Kaufmann療法の施行が産婦人科診療ガイドラインにより推奨されている.
●POF/POI症例でのKaufmann療法中の卵胞発育は,その発生の予測が難しく,地道な経過観察を要する.
●治療にはしばしば長期間を要し,ついに効果が得られない症例も稀ではないため,精神面での配慮が重要であり,必要に応じカウンセリングの施行も考慮される.
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