特集 異所性妊娠の最新診療
異所性妊娠の疫学
笠原 佑太
1
,
岸 裕司
,
岡本 愛光
1東京慈恵会医科大学 産婦人科
キーワード:
危険因子
,
異所性妊娠
,
発生率
,
生殖補助技術
Keyword:
Incidence
,
Risk Factors
,
Pregnancy, Ectopic
,
Reproductive Techniques, Assisted
pp.752-755
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020296764
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異所性妊娠(EP)は全妊娠の1~2%程度と報告されている。わが国でも低頻度ながら依然として妊産婦死亡の原因となり得る疾患であり、注意が必要である。体外受精はこれまでEPの危険因子の1つと報告されているが、胚凍結技術の進歩や移植胚数の制限、また治療選択の際に凍結胚移植や胚盤胞移植を選択することで、その発症率を自然妊娠におけるEP発症率と同程度まで下げることが可能となっている。
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