今月の臨床 いまさら聞けない 体外受精法と胚培養の基礎知識
良い胚をどうやって選ぶか
良好胚盤胞とは
沖津 摂
1
1三宅医院生殖医療センター
pp.331-335
発行日 2019年4月10日
Published Date 2019/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209621
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●胚盤胞はGardner分類などを用いてその形態から評価するのが最も簡便で有益な方法である.
●トップグレードの胚が複数存在する周期では,卵細胞質内の異常の有無や前核消失時間,第一卵割時間,異常分割(1細胞期から3細胞期,4細胞期などへの直接分割)の有無など,胚盤胞に至るまでの途中経過のパラメータを二次的に活用することが有益である.
●タイムラプス録画装置は特に二次的パラメータを検出するには有益である.
●評価者間のばらつき是正には,自動評価ソフトウェアや胚盤胞の体積測定機器などの導入が有効である.
●胚盤胞評価には時間軸を考慮する必要がある.
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