今月の臨床 精子・卵子保存法の現在─「産む」選択肢をあきらめないために
配偶子保存の臨床
凍結卵巣移植に伴う問題点
京野 廣一
1
,
小幡 隆一郎
1
,
橋本 朋子
1
1京野アートクリニック高輪
pp.464-467
発行日 2018年5月10日
Published Date 2018/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209401
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●疾患により卵巣転移のリスクが異なる
高リスク : 白血病,神経芽細胞腫,Burkittリンパ腫
低リスク : Hodgkinリンパ腫,初期乳管がん,子宮頸部扁平上皮癌
●卵巣転移の検査方法
組織診,免疫化学組織診,RT-PCR,がんパネル検査,免疫不全マウスへの移植,画像診断,腫瘍マーカー
●移植する患者へのインフォームド・コンセント
検査している組織と移植する組織が異なり,多くは摘出卵巣の5%程度に組織検査が行われているが,現在研究段階である.
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