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【疾患編3】周産期
《周産期疾患》
羊水塞栓症
田村 直顕
1
1浜松医科大学産婦人科教室
pp.236-241
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209344
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外来管理のポイント
❖分娩周辺期の突然のショック,呼吸困難,意識障害,胎児機能不全は羊水塞栓症の可能性を念頭に置く.
❖分娩後早期からフィブリノゲンが著しく減少し,重症の子宮弛緩症を呈する場合,羊水塞栓症の可能性を念頭に置く.
❖初期対応と並行してマンパワーを集め,速やかにICUなどに移動させて集学的管理を行い,同時に患者・家族への丁寧な説明を心掛ける.
❖DICが先行している場合,初期から新鮮凍結血漿を十分量投与する.
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