合併増大号 今月の臨床 産婦人科感染症の診断・管理─その秘訣とピットフォール
母子感染症
HBV
久保 隆彦
1
1シロタ産婦人科
pp.93-99
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209235
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●B型肝炎キャリア妊婦には新方式による予防を必ず行う.出生後できる限り早期に,少なくとも12時間以内にHBグロブリンとワクチンを,1か月健診でワクチンを接種する.
●生後6か月に3回目のワクチン接種とその後の抗体獲得検査を小児科に依頼する.その際に「B型肝炎母子感染予防接種記録」を利用し,母子手帳に添付する.
●妊婦の同居家族にHBキャリアの有無を妊娠初期に確認し,いる場合には定期接種として出生直後,生後1,6か月にHBワクチンを接種し,水平感染を予防する.
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