今月の臨床 最新! 婦人科がん薬物療法─化学療法薬から分子標的薬・免疫療法薬まで
子宮頸がん
子宮頸がん術後の補助化学療法は放射線治療と比較してどうか
的田 眞紀
1
,
谷川 輝美
1
,
竹島 信宏
1
1がん研有明病院婦人科
pp.960-966
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209175
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●子宮頸がんで推奨される術後補助療法は,高リスク群に対して同時化学放射線療法(CCRT),中リスク群には放射線療法でリスク因子の数・程度によってはCCRTも考慮することになっており,化学療法単独治療は推奨されていない.
●子宮頸がん術後の補助化学療法の有用性は確立していないが,治癒が期待できる早期子宮頸がんにおいては,治療効果があり,長期の有害事象が少ない化学療法の適応は十分に検討されていくべきであろう.
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