今月の臨床 万能幹細胞・幹細胞とゲノム編集─再生医療の進歩が医療を変える
産婦人科領域における再生医療とゲノム編集
ゲノム編集と生殖工学への応用
宮田 治彦
1
,
伊川 正人
1
1大阪大学微生物病研究所
pp.432-438
発行日 2017年5月10日
Published Date 2017/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209073
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●新たなゲノム編集技術(CRISPR/Cas9システム)の登場により,短期間で容易に遺伝子改変マウスを作製できるようになった.
●精巣特異的に発現する遺伝子であるにもかかわらず,雄の生殖能力に必須でない遺伝子は多く存在する.
●CRISPR/Cas9システムを用いることによって,生殖能力に必須の遺伝子を明らかにしたり,ヒト不妊患者と同じ変異をもつマウスを作製したりすることができる.
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