増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか?
悪性腫瘍
症例:子宮体がん➌
進 伸幸
1
,
片岡 史夫
1
,
山上 亘
1
,
中原 理紀
2
,
青木 大輔
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
2慶應義塾大学医学部放射線科
pp.293-297
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209060
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この画像をどう読むか?
症例
患者 59歳女性.閉経は50歳.
現病歴 半年前から不正性器出血を認めていた.内膜組織診にて類内膜腺癌G3と診断されている.腫瘍マーカーCA125は53U/mL.MRI矢状断でのT2強調画像では内膜肥厚が指摘されている(図1).CTでは両側閉鎖節や傍大動脈リンパ節に短径6mm,長径11mmの腫大がみられた.PET-CTでは拡張した子宮内腔のSUVmaxが26.6であった(図2).両側閉鎖節や傍大動脈リンパ節ではSUVmaxが2.0〜3.5程度であった(図3).
Q このFDG-PET/CT所見から骨盤リンパ節,傍大動脈リンパ節郭清は省略できるか?
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