増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか?
周産期
症例:妊娠中期➌
秋葉 洋平
1
,
宮越 敬
1
,
田中 守
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.47-51
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209002
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この画像をどう読むか?
症例1
患者 33歳,1経妊0経産.
既往歴 特記すべきことなし.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 自然妊娠成立後,近医にて妊婦健診を受けていた.妊娠32週時の胎児スクリーニングにて顔面の描出が困難であり,精査目的に当院へ紹介受診となった.当院における超音波検査では胎児発育は良好であったが,顔面の冠状断面像は図1に示すとおりであった.
症例2
患者 27歳,1経妊0経産.
既往歴 特記すべきことなし.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 自然妊娠成立後,近医にて妊婦健診を受けていた.妊娠31週時に羊水過多を指摘され,精査目的に当院へ紹介受診となった.当院における超音波検査では,羊水ポケットは100mm,B-modeでは下顎の描出が困難であり,3D/4Dエコー像は図21)に示すとおりであった.なお,胎児発育は良好であった.
Q1 症例1の胎児に認められる所見は何か?
Q2 症例2の胎児に認められる所見は何か? また,分娩管理上の注意点は何か?
解答,解説は次のぺージに☞
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