増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか?
Column
経会陰超音波検査による分娩管理
坂巻 健
1
,
小林 浩一
1
1JCHO東京山手メディカルセンター産婦人科
pp.52
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209003
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経会陰超音波は,陰唇の間や会陰からプローブを当てて観察する方法で,分娩の進行中に行うと,児頭が産道を下降してくる様子が観察される.当院では,産婦が分娩室に入室する際に助産師が原則全例に経会陰超音波を行い,分娩の管理に役立てている.
図1は,分娩第2期の経会陰超音波画像である.progression angle(PA),progression distance(PD)はともに児頭の下降度の指標で,head direction(HD)は児頭が進む方向を示し,第3回旋の指標となる.
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