合併増大号 今月の臨床 性ステロイドホルモン研究の最前線と臨床応用
臨床各論 : 使い方の実際
月経随伴症状
髙橋 俊文
1
1福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター
pp.67-73
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208934
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●月経前症候群(PMS),月経前不快気分障害(PMDD)の治療にはドロスピレノン・エチニルエストラジオールからなるLEP製剤(ヤーズ配合錠®)が有効である.
●原発性月経困難症の治療として,NSAIDsが第一選択薬であり,無効例やNSAIDsの副作用による内服困難例についてはOC・LEP製剤の使用が勧められる.
●レボノルゲストレル放出子宮内システム(ミレーナ®52mg)は,原発性月経困難症のみならず,子宮内膜症や子宮腺筋症による続発性月経困難症にも有効である.
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