研究・調査・報告
月経随伴症状の研究(第5報)—月経前緊張症について
阪口 しげ子
1
,
工藤 ハツヨ
1
,
福住 信子
1
,
中西 勉
1
,
松山 晴恵
1
,
山下 英理
1
,
山田 好美
1
1名古屋大学医療技術短期大学部看護学科
pp.513-518
発行日 1984年6月25日
Published Date 1984/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206470
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はじめに
われわれは,母性保健の立場から,女性が日常的に経験する月経随伴症状について再検討を試みる意義があると考え,まず月経困難症について,本学女子学生を対象とした調査を行ない,その結果をすでに報告した1)。
この報告において,月経困難症は,下腹痛・腰痛などの疼痛症状が主体をなすとはいえ,その周辺に多くの複数症状(1人あたり5.2症状)が経験されていることを知り,月経時の訴えとして,これらの非疼痛症状も無視できないことを述べた。
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