研究・調査・報告
月経随伴症状の研究—第1報 月経困難症について
阪口 しげ子
1
,
工藤 ハツヨ
1
,
福住 信子
1
,
中西 勉
1
,
阿部 俊子
1
,
倉田 文絵
1
,
中山 里美
1
,
水野 啓子
1
1名古屋大学医療技術短期大学部看護学科
pp.223-230
発行日 1982年3月25日
Published Date 1982/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205989
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はじめに(本調査の目的)
松本(1962)1)によれば,月経随伴症状の病的なものを示す言葉として,月経前緊張症と月経困難症があり,月経困難症とは,月経開始と同時または月経の2日前位から始まって月経時に及ぶ症状群と定義される。
わが国における月経あるいは月経随伴症状に関する調査報告はきわめて多く,とくに松本(1962)1)の第14回日本産科婦人科学会宿題報告により,本邦女性の月経に関する基礎データーは,ほぼ整理し終わったということができるかもしれない。
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