今月の臨床 卵胞発育を理解する─知っておくべき基礎知識
卵胞発育異常の病態と治療
多囊胞性卵巣症候群
矢野 清人
1
,
松崎 利也
1
,
苛原 稔
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
pp.1117-1123
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208910
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●PCOSの病態において,卵巣におけるアンドロゲン過剰産生とインスリン抵抗性の2つが重要である.
●近年の測定系の進歩により,PCOSの診断における血中テストステロン濃度測定の重要性が増している.
●FSH製剤を用いた排卵誘発の際にはOHSSを起こしやすいため,低用量漸増投与法が望まれる.
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