特集 避妊指導
受胎調節法の種類と実際
本多 洋
1
1三井記念病院産婦人科
pp.99-104
発行日 1990年2月25日
Published Date 1990/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900025
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はじめに
適正な家族計画を実行させ,家族全員の健康と幸福を達成させることが,母子保健指導の基本原則であることはいうまでもない。そのために必要とされるのが受胎調節法という技術の習得なのである。
現在,わが国ではその出生率の急激な低下が示すように,既婚女性にはかなりの程度にこの技術が普及・浸透しているものと考えられるが,若年層の女子にあっては,性の解放の傾向から望まざる妊娠が増え,若年者の人工妊娠中絶が増加してきている。
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