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3.一般不妊治療:薬物療法
Q1 クロミフェンによる頸管粘液・子宮内膜への影響についてはどのように考え,対処すればよいのでしょうか?
網田 光善
1
,
鈴木 聡子
1
,
永瀬 智
1
1山形大学医学部産科婦人科学講座
pp.145-146
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208689
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A クロミフェンの抗エストロゲン作用が,頸管粘液の産生低下と子宮内膜の菲薄化をもたらし,このことがクロミフェンによる高い排卵率にもかかわらず妊娠率が低い一因と考えられます.クロミフェンを投与しながら,子宮における抗エストロゲン作用を抑制する効果的な方法は確立されておらず,休薬,あるいは治療方法の変更を考える必要があります.
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