増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
3.一般不妊治療:薬物療法
クロミフェン療法の適応と実施法
網田 光善
1
,
鈴木 聡子
1
,
永瀬 智
1
1山形大学医学部産科婦人科学講座
pp.130-133
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208685
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Point
◉第1度無月経,無排卵周期症,PCOSの患者に対し,月経,あるいは消退出血の5日目から5日間投与する.必ず,妊娠の可能性がないことを確認してから投与する.
◉多胎率が約5〜8%と高率であること,特に約0.3%に品胎以上の妊娠も認められるため,十分な注意が必要である.
◉6周期以降では周期あたりの妊娠率が低下するため,6周期の投与をめどに治療法を再考する必要がある.
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