増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!
【疾患編2】不妊・不育
《一般不妊治療》
クロミフェン療法
西村 杏子
1
,
川越 淳
1
,
永瀬 智
1
1山形大学医学部産婦人科
pp.136-139
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209323
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外来管理のポイント
❖クエン酸クロミフェン はWHO GroupⅡ(主にPCOSなどの第一度無月経)の排卵障害に対する排卵誘発に使用するが,原因不明不妊症の治療薬としても効果を認める.
❖原因不明不妊症への使用では,タイミング法では有用性を認めない報告があり,その使用に際しては人工授精の併用を検討する必要がある.
❖クエン酸クロミフェンの使用によって排卵する症例では3〜6周期までに妊娠しやすいため,6周期を越える投与は勧められない.
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