増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
2.不妊症の検査・診断
《女性因子》
卵胞発育モニタリングの実施法
折坂 誠
1
,
福田 真
1
,
吉田 好雄
1
1福井大学医学部産科婦人科
pp.62-65
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208665
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Point
◉卵胞発育モニタリングは,経腟超音波断層法による卵胞径計測と尿中LH測定をメインに,基礎体温測定・頸管粘液検査・子宮内膜エコーも交えて総合的に行う.
◉卵胞は1日あたり1.5〜2mmのペースで増大するが,発育速度の個人差も大きい(1〜3mm/日)ため,排卵予定日の数日前より経時的なモニタリングが必要である.
◉主席卵胞が排卵するおおよその目安は,自然周期で20〜24mm径,クロミフェン周期で25mm径以上,ゴナドトロピン刺激周期で18〜20mm径である.
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