今月の臨床 経腟超音波を使いこなす
不妊症治療への応用
1.卵胞発育と排卵モニタリング
安藤 一道
1
1群馬大学医学部周産母子センター
pp.516-523
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903243
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今日,経腟超音波診断法は産婦人科医にとって内診と同じように必要不可欠な診断法で,内診台の隣には必ず経腟超音波装置を設置する時代になりつつある.とくに最近の超音波診断装置は経腟プローブの改良と相まってきわめて解像度がよく,初心者でも子宮・卵巣の形態を簡便かつ非侵襲的に把握できるようになった.
本稿では,排卵誘発時の卵胞発育のモニタリングを中心に経腟超音波診断の利用法について概説する.
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