増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
2.不妊症の検査・診断
《女性因子》
卵管疎通性検査の実施法と評価法
森宗 愛菜
1
,
木村 文則
1
,
村上 節
1
1滋賀医科大学医学部産科学婦人科学講座
pp.66-73
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208666
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Point
◉卵管疎通性検査は不妊診療のなかで基本的な検査であり,検査を行わずに度重なるタイミング療法や人工授精などの治療を行うことは,挙児希望患者にとって無意味な時間を費やす場合がある.
◉卵管疎通性検査法としてさまざまな方法があるが,それぞれの検査のメリット,デメリットを理解し,患者に適した検査を行うことが重要である.
◉検査では偽陽性となる場合があり,1回のみの検査で評価を行うべきではない.また,検査で疎通性が確認できた症例でも,不妊治療中に感染などで卵管が閉塞する可能性も考慮しなければならない.
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