合併増大号 今月の臨床 難治性の周産期common diseaseへの挑戦
反復後期流・早産の治療
既往早産妊婦の管理─②プロゲステロン療法
原田 寛子
1
,
中井 章人
1
1日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科
pp.12-18
発行日 2016年1月10日
Published Date 2016/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208583
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●早産の既往はきわめて高い早産リスクで,既往早産の時期が早ければ早いほど,相対危険率は増加する.
●早産既往妊婦の管理としては,本邦でも保険が適用される17-OHPCが第一選択の予防治療になる.
●妊娠16週以降,週1回,17-OHPCを250 mg筋肉内注射する.
●頸管短縮を伴う場合や切迫早産徴候がある場合は,17-OHPCに加え,状況に応じた対応が必要になる.
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