今月の臨床 がん妊孕性温存治療の適応と注意点─腫瘍学と生殖医学の接点
婦人科腫瘍学 : 卵巣腫瘍
3.胚細胞腫瘍に対する妊孕性温存治療
青木 陽一
1
1琉球大学大学院医学研究科女性・生殖医学講座
pp.867-876
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208515
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卵巣胚細胞腫瘍における妊孕性温存治療の適応と注意点 :
●卵巣胚細胞腫瘍においては,ほぼ全例で妊孕性温存療法が可能である.
●化学療法はBEP療法を第一選択とし,用量,投与スケジュールを厳守する.
●治療後の卵巣機能・妊孕性評価を十分に行う.
以上を踏まえ,がん治療を最優先として妊孕性温存を考慮する.
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