今月の臨床 がん妊孕性温存治療の適応と注意点─腫瘍学と生殖医学の接点
婦人科腫瘍学 : 卵巣腫瘍
4.性索間質性腫瘍に対する妊孕性温存治療
坂本 尚徳
1
,
深澤 一雄
1
1獨協医科大学産科婦人科学教室
pp.878-883
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208516
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●性索間質性腫瘍はheterogeneousな腫瘍であり,同じ組織型でも良悪性の分類にかかわらず慎重な対応が求められる.
●顆粒膜細胞腫の治療の原則は手術による完全切除がなされたうえでの妊孕性温存であることを十分に説明する.
●希少癌であり,顆粒膜細胞腫以外では症例報告程度しかないことを理解する.
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