今月の臨床 産婦人科医必読─乳がん予防と検診Up to date
乳がんの疫学と予防
2.検診による死亡率低下の重要性
斎藤 博
1,2
,
雑賀 公美子
1
,
町井 涼子
1
,
高橋 則晃
1
1国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部
2がん対策情報センター
pp.498-503
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208430
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●乳がん死亡率低下が可能な方策はマンモグラフィによる乳がん検診であるが,現状のままでは成果はあげられない.
●乳がん検診の成果をあげるには海外の組織型検診(OS)の体制を構築することが最重要課題である.
●OSは検診法の科学的根拠を前提に,全対象者に網羅的にアクセスし,プログラム全体の質を管理する仕組みである.
●検診の成果はプログラムの多くの構成分野の関数であり,個々の分野の質を管理し,成果を最大化するのがOSのメカニズムである.
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