今月の臨床 産婦人科医必読─乳がん予防と検診Up to date
乳がんの疫学と予防
1.日本人のリスク因子─欧米との違い
岩崎 基
1
1国立がん研究センターがん予防・検診研究センター疫学研究部
pp.490-497
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208428
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●喫煙,閉経後の肥満,アルコール飲料,身体活動不足は個人の努力でリスクを下げることができるリスク要因として重要である.
●国際的には閉経前の肥満はリスク低下と関連するが,日本人ではBMIが30 kg/m2以上でリスク増加が認められた.
●国際的には評価が定まっていないが,日本人ではイソフラボン摂取によるリスク低下の可能性が示唆された.
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