今月の臨床 産婦人科医必読─乳がん予防と検診Up to date
女性のライフステージに沿った検診の重要性
1.年代別の検診方法と検診間隔
遠藤 登喜子
1,2,3
,
森田 孝子
3,4
,
大岩 幹直
2,3
1国立病院機構東名古屋病院放射線科・乳腺外科
2国立病院機構名古屋医療センター放射線科
3愛知乳がん検診研究会
4国立病院機構名古屋医療センター乳腺科
pp.504-511
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208431
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●検診には対策型と任意型があり,両者は検診法の選択や検診間隔の決定において,考え方が異なるものである.
●マンモグラフィ検診は乳腺密度の高い若い年代では検出率が低い.
●マンモグラフィ検診と超音波検診のがん検出率を年齢階級別にみると,60歳以下の若い年代でも超音波検診が優れているわけではない.
●乳がん罹患率はpre-menopausalからpost-menopausalまで,どちらの方法でも単独での検出率は不十分である可能性が高い.
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