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特集 LOH症候群診療—最近の進歩
日本人におけるテストステロン測定結果—日・欧米ガイドラインを踏まえて
Evaluation of testosterone levels in Japanese population—Comparison of guidelines of LOH syndrome between Japan and Euro-America
高 栄哲
1
,
田谷 正樹
2
,
並木 幹夫
2
Eitetsu Koh
1
,
Masaki Taya
2
,
Mikio Namiki
2
1昭和伊南総合病院泌尿器科
2金沢大学大学院医学系研究科集学的治療分野(泌尿器科学)
キーワード:
LOH症候群
,
遊離型テストステロン
,
加齢男性性腺機能低下症候群
Keyword:
LOH症候群
,
遊離型テストステロン
,
加齢男性性腺機能低下症候群
pp.12-19
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205130
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要旨 加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)の生化学的診断基準値はテストステロン値による。欧米は総テストステロンであり,本邦では遊離型テストステロンである。日本人総テストステロンは加齢によって漸減しないが,欧米では漸減する。本稿では,本邦で行われた3つの大規模テストステロン測定プロジェクトの結果を総括するとともに,LOH症候群の診断基準について総覧する。さらに,日米間の住民ベースのテストステロンレベルを比較するために,米国の同一ラボで測定したテストステロン分画値と加齢との関係について報告する。また,アナログ遊離型テストステロンの測定中止に伴う代替測定法についても考察した。
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