今月の臨床 ゲノム時代の婦人科がん診療を展望する─がんの個性に応じたpersonalizationへの道
【各論1】子宮頸がん
4.再発子宮頸がんに対する個別的アプローチ
河野 光一郎
1
,
牛嶋 公生
1
1久留米大学医学部産婦人科学講座
pp.63-69
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208184
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●照射野内再発は難治性で化学療法の奏効率は照射野外と比べて低い.手術は侵襲が大きく合併症の問題もあるが,長期生存報告例がある.
●照射野外再発は場所と個数により,手術もしくは放射線療法が可能かの検討が必要である.不可の場合は化学療法を選択する.
●化学療法はタキサン+プラチナ製剤が標準治療であるが,ベバシズマブを含めた分子標的療法の併用に期待がもてる.
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