今月の臨床 ゲノム時代の婦人科がん診療を展望する─がんの個性に応じたpersonalizationへの道
【各論2】子宮体がん
1.子宮体がんにおけるMELFパターンの病理と臨床
三上 芳喜
1
1熊本大学医学部附属病院病理診断科(病理部)
pp.70-74
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208185
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●類内膜腺癌はMELF(microcystic,elongated,fragmented)型浸潤を示すことがある.
●MELF型浸潤を伴う類内膜腺癌では,脈管侵襲,リンパ節転移(微小転移,ITC)の頻度が高いが,長期予後への影響は明らかでない.
●生物学的には,MELF型浸潤はEMT(epithelial-mesenchymal transition)を反映する現象である可能性がある.
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