生涯研修セミナー 絨毛性疾患
絨毛癌の予後診断
友田 豊
1
,
石塚 隆夫
1
,
後藤 節子
1
Yutaka Tomoda
1
1名古屋大学医学部産婦人科
pp.1132-1136
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207913
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Hertzが絨毛癌と侵入奇胎の組織分類と予後とは無関係であると報告1)して以来,欧米では絨毛癌と侵入奇胎を区分しないで予後診断を行うことが一般的である。この目的で作成された分類や予後スコアとしてHammondの分類,Bagshaweの予後スコアなどがある。
一方,日本においては予後に本来差のある侵入奇胎と絨毛癌を厳密に区分した上で,治療成績を論ずる報告が多い。
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