臨床メモ
帝王切開術後の感染は手術手技の改善により減少させうる
貝原 学
1
1帝京大学市原病院産婦人科
pp.567
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207810
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帝王切開術後の感染は予防的な抗生剤投与を行っても発生することがあり1),産科臨床上大きな問題となっている。術後の感染の発生は手術手技によって大きく左右されることが予想されるが,この点を検索した報告は極めて少ない。
LyonとRichardson2)は帝王切開術の手術手技の改善が術後の感染の発生を明らかに減少させることを,635例の帝切例の検索から明らかにしている。
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