Japanese
English
特集 産婦人科診療の今昔
産科学
帝王切開術
Cesarean section
岩津 俊衛
1
Toshie Iwatsu
1
1千葉大学
pp.119-123
発行日 1960年1月10日
Published Date 1960/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202130
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
古代 Roma では715〜673v.C 時代に於いて既に母体死に際して帝切を行つたとの記載が残つて居る。これはその根底に宗教的のものがあり,妊婦の死に当つて,胎児を除去する規定があつたためである。
妊婦に治療的の意味で帝切を行つたのは21/IV1610,Wittenberg の外科医 J.Trautmannが独乙での鎬矢とされている。然し乍ら,帝切が治療法として一般に行われる様になつたのは第18世紀の中頃Simon,Levret,Stein etc によるものである。
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.