生涯研修セミナー IUGR
Overview
発症と病態
武田 佳彦
1
Yoshihiko Takeda
1
1東京女子医科大学産婦人科
pp.438-443
発行日 1988年5月10日
Published Date 1988/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207786
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胎内発育障害は胎児発育が停止あるいは抑制された状態をいい,正常で体形の小さい場合を除いて病的発育抑制を示す症候群である。
発育抑制の要因は概念的には素因に基ずく遺伝性抑制と母児間相関の障害による栄養代謝障害に区別されるが,発症病態には複数の因子による加重や発育抑制後の代謝障害,循環不全の悪循環形成に伴う重症化などが関連し,また発症時期や病型によって予後が大きく左右される。
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.