特集 卵巣
Ⅰホルモンとリプロダクション
Topics
卵巣性インヒビン
福田 正樹
1
,
矢崎 千秋
1
,
五十嵐 正雄
1
Masaki Fukuda
1
1群馬大学医学部産科婦人科学教室
pp.57-59
発行日 1984年1月10日
Published Date 1984/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206927
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インヒビン(inhibin)は1932年McCullagh1)によって命名された睾丸由来の水溶性非ステロイド物質で,下垂体よりのFSH分泌を特異的に抑制す。この活性物質は1976年DeJongらによりウシ卵の卵胞液中2)にも存在することが報告されて以来,ラット3)・ブタ4)・サル3)・ヒト5)6)等の卵巣にも存在することが明らかにされ,研究者により卵巣性インヒビン,インヒビン—F,フォリクロスタチン,ゴナドスタチンなどと呼ばれている。
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