産婦人科医療--明日への展開 生殖内分泌学の進歩
胎盤ホルモン—とくに妊娠維持との関連で
望月 眞人
1
,
足高 善彦
1
Matsuto Mochizuki
1
,
Yoshihiko Ashitaka
1
1神戸大学医学部産科婦人科学教室
pp.189-194
発行日 1983年3月10日
Published Date 1983/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206771
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妊娠の成立,進行とともに胎盤という新しい臓器が形成される。胎盤は全妊娠期間を通じてひたすら胎児を発育させるために,さらには成熟児の経腟分娩とその後の哺乳のための態勢を母体につくらせるために,母体との協調下に数々の代謝やホルモン産生分泌作業を担っている。ここでは胎盤由来ホルモンの生理的意義について,妊娠維持の立場から述べてみたい。
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