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Meconium Aspiration Syndrome (MAS)と児の予後
広井 正彦
1
1山形大学医学部産婦人科学
pp.682
発行日 1978年9月10日
Published Date 1978/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205895
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胎児の切迫仮死の中で,羊水がメコニウムで汚染され,黄染しているものがある。一般にはこのような症例は全分娩の8〜10%にみられ,中にはメコニウムにより胎児皮膚も黄染し,胎児が大量の羊水を吸引し,生後も呼吸障害を起こし,重篤の場合には死亡することがある。
このようなメコニウム吸入症候群(Meconium Aspiration Syndrome:MAS)について今日まで多くの報告をみるが,この児の予後に関して必ずしも十分な情報は得られていなかった。そこでMarshallら1)はMASは
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