疾患の病態と治療 再発と再燃
炎症性疾患
松田 静治
1
,
古谷 博
1
Seiji Matsuda
1
,
Hiroshi Furuya
1
1順天堂大学医学部産科婦人科学教室
pp.701-706
発行日 1977年8月10日
Published Date 1977/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205665
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炎症性疾患の再発と再燃の問題は,日常診療上一般医家が対策にきわめて難渋するものの一つである。子宮付属器炎とこれに続発する炎症性付属器腫瘤,頑症腟炎などはしばしば再発・再燃を繰り返すばかりでなく,いずれも治療限界の難しい点においても共通している。本稿では以下子宮付属器の炎症を主にその取り扱い方,再燃の背景などを述べてみたい。
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