特集 日常診療上の狙いと盲点・I
外来勤務医として
妊婦の保健指導
古谷 博
1
,
上野 雅清
1
Hiroshi Furuya
1
,
Masakiyo Ueno
1
1順天堂大学医学部産科婦人科学教室
pp.318-321
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204810
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日常の産科の臨床においては,疾病や異常のある妊婦の他に,大部分を占める健康妊婦に対しても保健指導の必要性が強調されている。
それは健康妊婦でも摂生のいかんによつて種々の異常をおこしうるからである。とくに今日,わが国での妊産婦死亡率および周産期死亡率が諸外国に比して高いことが示すように,診断,治療のレベルはともかくとして,保健指導にまだ欠けるところがあるとされているからである。
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