疾患の病態と治療 進行癌への挑戦--延命効果の可能性
進行癌はどこまでなおせるか
免疫療法の立場から
木村 郁郎
1
Ikuro Kimura
1
1岡山大学第2内科
pp.29-32
発行日 1977年1月10日
Published Date 1977/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205546
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進行癌に対する治療は,癌の早期発見の進歩と並んで,化学療法の発達につれて次第に向上してきた。最近登場した免疫療法も主として進行癌に対し延命を目的としたものである。しかし現在では自ずとその限界があり,癌治療の道は峻しいことが予測される。今回は私の過去15年間の癌治療の経験をもとに現時点における感想を述べる。
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