特集 症状からつかむ私の治療指針
産科
乳汁分泌異常
橋口 精範
1
1東京医歯大産婦人科
pp.979-981
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204953
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I.考えられる疾患
乳汁分泌が少ないもの(乳汁分泌不全)産後数日たつても乳汁の分泌がみられなかつたり,5日目頃になつても1日の分泌量が約200ml以下であるような場合を乳汁分泌不全とよんでいる。
乳汁分泌の多すぎるもの(乳汁分泌過多症) 産後まもなくの頃から,急に乳房が腫大してきて,1日の分泌量が1,000mlをこえ,ときには3,000mlとか,5,000mlとなることがある。これを乳汁分泌過多症,または乳汁漏とよんでいる。
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